老後資金の不足を補う方法として「リバースモーゲージ」という方法があるのを知っていますか?
リバースモーゲージとは、土地や建物の不動産を担保にして銀行からお金を借り、契約者の死亡後にその土地・建物を売却して借金を一括返済するというものです。
住宅ローンは既に完済予定だが、リタイア後の生活が年金だけでは足りない可能性があるかたはライフプランの選択肢の一つになります。
老後資金の調達には魅力的な方法の様に思えますが、注意点もあります。
まず、利用するには相続人全員の承諾が必要になります。亡くなった時点で自宅が売却され借入金に充てられるのですが、もし借入金が残った場合は相続人が相続するようになります。
また社会情勢の変化により融資が途中で打ち切りになるというリスクもあります。
老後20年程度の資金計画を見込んでいたのに15年で融資がストップしてしまうと、その後の資金不足を補う手段が無くなってしまいます。
リバースモーゲージに関する本が出版されたり、テレビで取り上げられたりと利用を促進するような宣伝を見るかもしれませんが、「本当に自分にはリバースモーゲージが必要なのか」という視点で考えてください。キャッシュフローの見直しだけで十分解決できるかもしれません。
リバースモーゲージを利用したいと思ったら、まずは専門家に相談をしましょう。
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