確定拠出年金の準備について何回かお話をしてきましたが、今回は『コスト』について考えていきましょう!
確定拠出年金の運用でいくら利益が出たとしても、様々なコストが掛かってしまい、結局手元に残るお金がほんの少ししかなければ、せっかく将来の為に運用してももったいないと思いませんか?
少し、確定拠出年金にかかるコストについて触れていきます。
①口座管理費用
確定拠出年金の口座を管理する為に金融機関に支払う経費で、金融機関によって管理費用が違います。費用も様々ですが、金融機関によっては預入資産残高によって管理費用を変えているところもあります。
②信託報酬
信託商品を管理・運用してもらうための経費です。投資信託を保有している間はずっと投資家が支払い続けるのですが、別で支払うのではなく、信託財産の中から「純資産総額に対して何%」といった形で毎日差し引かれます。インデックス型では0.5%程度でアクティブ型では2%程度かと思います。これも商品によって様々です。
③信託財産留保額
ファンドの追加設定や解約によってかかる費用です 投資信託によっては一切徴収しないもの、保有期間によって軽減するもの、一定期間保有すれば徴収されないものなど、様々なものがあります。
このように確定拠出年金を運用していくにもさまざまなコストがかかります。
口座管理料が安いからという理由だけで口座を開設しても、信託財産留保額がゼロの商品が少なかったり、また信託報酬が平均より高かったりと、1面からだけの判断ではトータルコストの計算は出来ません。
将来の自分の生活を守るために、確定拠出年金の準備を今から進めてみませんか。
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