【第1回】子育て世代が知らないと損する、マイホーム購入計画

結婚の次は「夢のマイホーム」ってよく言われるように、
子育て世代にとって人生最大のライフイベントで、当然始めての経験になりますよね。
超低金利時代。
頭金ゼロでも銀行が貸してくれるから。
だからマイホームの購入を決断!
ちょっと待ってください!
本当にマイホームを買うタイミングは今で合っているのでしょうか?
人生最大の買い物だからこそ、後悔しないために、
どこに気をつけたら良いのか?
押さえるべきポイントはどこなのか?
適切なマイホーム予算の考え方や最新のマイホーム購入術をご紹介していきます。

①住宅ローン選びを間違えない

マイホーム購入相談の時に一番多い質問が「どこの住宅ローンが一番良いんですか?」です。
一番知りたい質問だと思いますが、これに関してはその場で答えることができません。
なぜなら、どこで住宅ローンを組んだら良いかは、
その方の年齢・家族構成・家計状況・将来の夢などによって大きく変わってくるからです。
子どもがいれば、教育資金。
親との同居なら、介護費用。
車の買い替え予定や、また年収の上昇率など、同じ世代でも同じ世帯はありません。
ベストな住宅ローンは、皆さんの個別状況をじっくり聞いたあとでなければ分からないということが分かっていただけたかと思います。
ここで一番注意をして欲しいポイントは、「最初とにかく安い」を選ばないことです。
目先のメリットに飛びついて、その後30年以上の支払いが苦しくなってしまっては本末転倒です。

②返済計画を考える

利息がもったいないから返済期間を20年や15年など短く設定する。
自己資金があるだけ頭金に使う。
住宅ローンを組んだ翌年から繰り上げ返済をガンガンしていく。
これらは利息だけを考えたら、良いように見えますが、実際はやってしまうと後悔をする事例です。
まず、返済期間ですが、当初は長く設定をしておいた方が良いです。
理由は簡単で、返済期間を短くするのは簡単(繰上げ返済)ですが。期間を長くする(リスケ)は簡単ではありません。
最長35年という住宅ローンの返済だけが人生の目標ではありません。
マイホーム購入は子育て・趣味・仕事など、長い人生の1イベントです。
何があるか分からない世の中なので、調整が難しい短期支払いより、調整が簡単な長期支払いで最初はいきましょう。
頭金の入れ方や繰上げ返済のタイミングも同じ考え方です。
もし住宅ローンのお金を全部つぎ込んで、その後でどうしてもお金が必要となった場合、
銀行は頭金や繰上げ返済に使ったお金は返してくれません。
もし銀行に相談をしたら”住宅ローンより金利の高いフリーローン”を勧められることになるでしょう。
もし頭金や繰上げ返済にお金を使いたくなったら、今から5年先までのライフイベントを全て書いてみましょう。
その中に大きな出費や見えないリスクがあれば、お金は取っておいたほうが良いですね。
今回は「住宅ローン」と「返済計画」についてでした。
次回は「税金」と「生命保険」をテーマに、知らないと損するマイホーム購入計画をお伝えします。

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