こんにちは。
FP Office アイルの小野です。
このメール講座も4 日目となりましたね。
それでは、早速今回のメール講座の内容に入っていきましょう!
今回のテーマは、
「ハウスメーカーと工務店、どっちがいいの?」です。
・・・
ハウスメーカーがいいのか?それとも、工務店の方がいいのか?
これは、家を建てるならばほとんどの人が考えることだと思います。
どっちでも同じじゃないの?と思う方もいるかもしれません。
知識がないとなかなか比較が難しい問題かもしれませんね。
ただ、判断材料として考えるべき大きな要因があります。
それは・・・
”利益率がどうなっているか?”ということです。
単純な話ですが、利益率が高いということは、“住宅の価格に余分にお金が乗っている”ということになります。
つまり、利益分をあなたが余計に払わなくてはいけないのです。
相手の利益になるお金を払っても、良い家が建つわけではありませんよね。
では、実際に住宅業界の利益率はどうなっているのか?
・・・こっそり教えたいと思います。
ハウスメーカーの利益率は、大体35%前後です。
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3,000万円の家の場合は利益が約1,050万円。
名が知れている(ブランドができている)地元の大手住宅会社は、30%前後。
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3,000万円の家の場合は、利益が約900万円。
工務店は、20%前後です。
↓
3,000万円の家の場合は、利益が約600万円。
つまり、ハウスメーカーの家には多くの利益が乗っているということです。
これは、大手ハウスメーカーは、
・テレビCM等の広告費
・営業マンに支払う給料
・住宅展示場の維持費
・豪華なパンフレットの制作費
などにお金がかかっているので、その分の諸費用を価格に上乗せしないといけないからです。
つまり、ハウスメーカーの家には、『家そのもの以外の値段がたくさん上乗せされている』ということです。
ハウスメーカーを選ぶ場合は、広告費や人件費の分もあなたが負担をしなければなりません。
もちろん、その分有名だから、『安心料として払える』と考えるのであればハウスメーカーを選択するのも良いとは思いますが・・・
この”利益率”の観点を考えると、優良な工務店で建てる方がお勧めです。
「ハウスメーカーの方がアフターフォローがしっかりしてるからいいんじゃないの?」という意見もあるとは思いますが、
アフタフォローの面でも、しっかりしている優良工務店はあります。
もちろん、工務店はかなりの数があるので、しっかりとした業者を選ぶ必要はあります。
しかし、ちゃんと業者を選ぶ事ができれば、工務店を利用する方が、“安くていい家”を建てることができます。
例えば、3,000万円の家を買うとすると、利益率が35%の場合:4,000万円利益率が 20%の場合:3,600万円となり、400万円もの違いが生まれます。
それに、実際に建つ家の品質は実はあまり変わりません。
ということで、結論としては、『しっかりとした工務店を選ぶ事ができれば、ハウスメーカーよりも工務店の方がお得』という事になります。
「ハウスメーカーか、工務店か?」で悩まれているのなら、参考にしてみて下さい。
・・・
次回は、「節約できる住宅購入時の諸費用」についてのお話をしたいと思います。
ここまででもかなり住宅購入にかかるお金を節約する為のお話をしてきましたが・・・
実はまだまだお金を節約できる部分があります。
繰り返しになりますが、住宅購入では知っているのと知らないのとでは本当に大きな違いが生まれます。
ムダなお金を払わない為に必要な知識をお伝えしますので、明日のメール講座も見逃さずにご覧下さいね。